俺「腹減った!飯!」

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863マック店員三橋
前回分はwiki参照のこと




絶え間ない振動に涙がにじみ、声を押さえることだけで精一杯だった。
体の中で暴れまわる異物の動きに慣れるまで、と三橋は必死だったが、意識はどうしたって下腹部に集中してしまう。
スカートの下から手を入れてトランクス越しに肛門付近を触ってみると、固い感触はなく、ずいぶんと奥に入ってしまったようだった。
「…う、うぐ、ひど、い…なんで、こんなこと…」
恨み言を言ってもこの気持ち悪さから開放されることはない。とにかく早くレジを済ませて外に出ることが得策と思われた。
三橋は大きく息をついて、ゆっくりとトイレを出る。1歩歩くたびにローターは体の中の筋肉に揉まれてごりごりと嫌な動きをする。三橋は声を押さえて何度も浅い息を吐きながら手におにぎりとコーラを持って慎重に歩く。
店内に客の姿はなく、店員の若い男が「おや?」という顔をして三橋を見た。
ローターの音に気づかれないように、と三橋は自分のことで精一杯で、店員の顔色までは見ていない。震える手でカウンターに商品を置いて、唇をかみしめて俯く。
かすかに響くモーター音。震えるばかりの足。静か過ぎる空間の中での見知らぬ男。
ムクムクと性器が熱を持ってたちあがるのを感じて、三橋は愕然とする。
(ど、どうして、こんな所で…)
上着の前をスカートを隠すように合わせ、太ももに力を込める。
すると更に内部のローターの存在が強調され、とどまることなく性器は上を向く。
「…ひ、ぅ」
小さな声だった。
なのにこの距離と以前から三橋を不審な目で見ていた店員はあからさまに感情を露わにして動きを止めた。
「…どうしたんですか?」
「あ、あの、いえ、あ、あ…、早く、精算、を…」
足の震えが止まらない。膝はガクガクと揺れて、太ももは異常に力が入っている。
真っ赤な顔をして泣きそうに眉をゆがめている顔を見たら、普通はおかしいと感じる。そんなことにも気を回すこともできないほど、三橋は追いこまれていた。
(ちんちん、イタい…ど、どうしよう、かちかちで、歩け、ない)
オナニーを禁じられていたためか、性的には淡白な三橋でも、後ろの穴の刺激でちんぽが敏感になってしまっているようだった。
(だしたい、けど、こんなトコで、できない…)
店員はバーコードをスキャンしながらも、三橋を見続ける。
(どうしよう、見られてる、きっとおかしい子だと、思われてる、違う、違うのに)