俺「腹減った!飯!」

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731fusianasan
夜、ぬっくぬくの羽布団で暖かくおやすみ中の俺の枕元に三橋が来る。

「お、俺君、 一緒に寝てもいいですか?」
「ああ、いいよ。ほらこっちに入りな」

少し身体を奥にずらし、片手で布団を軽くめくり上げて三橋を迎え入れる。
「あ、あったかいね。 フヒッ」と嬉しそうに笑顔になる三橋。

三橋の身体は冷えていて、柔らかくふわふわの髪の毛からは
つめたい冬の夜の外気の匂いがした。
冷え切った肩をさすってやるとくすぐったいのか「うひっ」と変な声を出して首をすくめる。
こんなに肩を冷やすなんてピッチャーなのに駄目じゃないか。
腕や指だって冷やしちゃ駄目だ。肩をさすっていた手を滑らせるようにして指まで辿る。
冷たい。しもやけにでもなってしまいそうな指先を温めてやりたい。
「すげぇ冷えてんな。手、冷たいんだろ。俺の背中に手くっつけていいぞ」
三橋の手を取り、自分のシャツの中に入れてやる。素肌に感じる冷たい手が
だんだん自分の体温と同じになっていくのが心地良い。
そして三橋に抱きつかれている格好になっている。いい。とてもいい。
少し興奮してきた俺の鼻息が三橋の耳をくすぐり、ビクリと身体がはねる。
調子に乗ってきたので耳たぶをなぞるようにわざとぴちゃぴちゃ音を立てて舐めてみたりする。
「んっ、ぅん。 お、俺君、やぁ、やめてぇ」
もじもじと身をくねらせ内股を擦り合わせるように足を動かす三橋は
冷えきって氷のようになった足を俺の足にくっつけてきた。

「てめぇぇぇ、俺は足を冷やされるのだけは我慢できないんだよ!!!」

俺は布団から三橋を蹴り出した