田島「三橋ー!ちょっと味見さして!」

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「俺君、おかえりっ」

今日はやけにウズウズしてニヤついてやがんぜ。うぜぇな。
メシを食っているとおずおずと封筒を取り出した。

「お 俺君・・・あの ね・・・」
「なんだよ」
「う うんと・・・こ れ・・・」

封を開けると紙切れが入っている。
<肩たたき券><マッサージ券><おつかい券>・・・
それぞれ10枚ずつ汚ぇ字で切符状に切った広告の裏に書いてある。

「なんじゃこら」
「えと・・・うっ・・・き 今日は 勤労・・・感謝の日・・・だから」
「おめぇはガキかよ!」
「ひうっ・・・で でも・・・オレ には このくらい しか できない・・・から・・・」

それにしてもガキじゃあるめぇしこんなもん使えるかってんだ。

「おい、なら俺が作るぜ。勤労感謝だかんなぁ。俺の好きな券作らせろや」
「う うんっ!いい よ!」

嬉しそうに余りの広告とマジックを差し出す。