三橋「高速ドーナツスピン!」

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529fusianasan

ストーカー三橋


やばい。頭がぐらぐらするぜ。
今朝ちょっと熱っぽいかなーって感じだったんだけど、まあ、平気かなと学校来ちゃったんだよね。
最近、連日連夜ネットゲームしまくってたから慢性的な寝不足なんだよな。
だってヴァ○ディールの仲間が俺を呼ぶんだもんよ。
とはいえ、俺の楽観的な予想とはうらはらに、時間の経過とともに熱は上がってきちゃってるわけで。
ヤバイぜ、マジで風邪か。
1限の数学の授業なんて、数式がダンスしまくってたしさ。
んで、次の授業は体育とか……。
こりゃ無理だ。ちょっくら保健室で寝るか。
とか思ったけど、保健室って思春期の悩める女の子達がたむろしてたりして、ちょっと微妙な雰囲気なんだよな。
教室の机でつっぷして寝るのも味気ないしと、枕になりそうな英語の辞書を片手に屋上へ。
給水塔の影にごろんと寝転がれば、枕代わりの辞書が少しごつごつと固いが、すぐに優しい睡魔が俺を迎えにきてくれた。

なんだかぼんやりとした夢を見て、うっすらと目覚めると、頭の下にあったはずのごつごつの英語辞書の感覚がない。
代わりにあるのは、柔らかいとは言い切れないが、ふくよかな心地よい感触。
しかも、俺の頭の皮膚を規則的に何かが通り抜け、髪をすいていく。
うおっ、何だ!? と思って体を起こせば、そこに居たのは三橋!!!!
って、ことは、おい! 
俺ってば三橋に膝枕されてたの!? 
ええええ?? いつからそんなことになってたのおおおおおお????
しかも三橋は体育着の短パンをはいてるから、もろ生太股がこんにちは状態じゃないか!