花井「使用済みバッテリーは販売店で処分しよう」

このエントリーをはてなブックマークに追加
129レンタルメイド
前回まではwiki参照


「とにかく!そいつは俺んだから、返せよ。」

俺が声を荒げた瞬間、キモデブはすごい目つきをしてキレて、ピンポン玉を大量に詰め込まれた三橋の腹を蹴飛ばした。
噛まされた猿ぐつわから、苦しそうなうめき声が漏れる。
俺はもうガマンできなかった。
いくら金で買われたメイドだからってこんな扱いはひどすぎるだろ。

「やめろ!」

俺はキモデブに殴りかか・・・る勇気は無かったので、
うずくまって咳き込んでいるメイドの手を引っ張った。
なんとか逃げ出そう。タクシー捕まえて家に逃げ込めばこっちのもんだ
でも、メイドの体はグッタリしてて、とても立ち上がれそうにない。
そうこうしてる内に、キモデブが俺に殴りかかってきた。
バキッていう音がして、俺の頬に鈍い痛みが走る。
マジで歯が折れたかと思った。
あんまり痛いんで顔を押さえてうずくまっていると、キモデブが奇声を発しながら俺に馬乗りになってきた。
そのまま何度となく殴られて、俺は意識が朦朧としてきた。

(チクショー、なんで、間違えて借りたメイドのためにこんな目に・・・)

ホントだったら家で平和にエロゲとかやってる時間だ。
こんな風に痛い思いすることもなく、めんどくさい思いすることもなく、部屋に籠もってられたのに。

でも、横で虫の息状態で倒れているメイドを見ると、やっぱり助けてあげたくなった。
ずっと一人で家に引き籠もってた俺に、一生懸命ご飯作ってくれた子なんだ。
マズイなんて言って食わなかったけど、家帰ったら、今度はちゃんと食ってやろう。