※キャラ捏造 ここからラストまでエロなし注意 ゲンミツにオチのみ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1194553534/146 全部の思考が飛んで、肩を上下させて呼吸した。
ずっと、このままの状態でいたい。なんも考えたくない。永遠に脱力感に酔いしれていられればいいのに。
だけど、俺の現実逃避は無残にもたった数秒で終了させられる。
兄ちゃんが俺達の横を通って部屋を出て行った。その僅かな音で俺の思考は復活する。
三橋さんが痛いくらいに俺の手を握っている。
冷めはじめた頭で、下に組み敷かれてる三橋さんを見た。
目を瞑りながら、浅く呼吸をして、胸が動いている。
その振動でお腹にぶちまけられた三橋さんの精液が床に垂れた。
兄ちゃんに付けられた傷から出た血がそれに混じって鮮やかな色を際立たせていた。
俺はそれを見ながら、三橋さんの中から欲を吐き出した自分のモノを抜き出す。
栓を取った三橋さんの穴からゴポリと2回分の精液が流れ出た。また床が汚れていく。
俺は三橋さんから離れると、いつまでも力の入らない体をベットの淵に預けた。
体が動かない。動かさないことで、頭が働かないようにしてるのかもしれない。
ダレている俺の横で、三橋さんは黙って服を身につけ始める。
無言のまま部屋を飛び出して、勢いよく階段をかけていく。
兄ちゃんを追いかけたのかと思ったけど、バタンと玄関のドアが閉まる音を続けて聞いて三橋さんが家から立ち去ったことを悟る。
部屋に俺だけが取り残された。
窓から差し込む夕日が目に痛い。
さっきまでの惨状が嘘みたいに、穏やかな時間が流れている。
オレンジ色の光が俺の部屋を照らしこんで、柄にもなく俺は胸を締め付けられた。
膝に顔を埋めてゆっくりと深呼吸。
トクトクと脈打つ心臓の音が、俺を落ち着かせてくれた。
目を閉じて、瞼の裏に三橋さんを思い浮かべる。
白い肌にいくつもある赤。所々にある青。それらを見つめる三橋さんの顔。
手を握り締めて、拳を作る。さっきまで三橋さんと繋がってた俺の手。爪が手のひらに食い込んで痕を残す。
俺は、ゆっくり立ち上がった。