阿部「三橋!アテンションプリーズ!」

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戦時ネタ注意エロなし注意シマムラターン注意
いつもwikiありがとう

三橋は阿部の事好きな自分は気持ち悪いと思ってるのか。
そりゃそうかもしれないな、俺もさんざん悩んだし。
男が男好きになるなんて普通じゃありえねえ
けど

「気持ち悪くなんてない」
だって好きになっちまったもんはしょーがねえじゃん。
「お前もっと自信持てよ。阿部だってお前の事…」
好きなんだ。三橋は阿部が好きで、阿部も三橋の事が好き。
俺の入る隙間なんてない。分かってる
だからこうして三橋から離れようとしてるんだ
「泉 くん?」
俺の言葉が急に止まったからだろう。三橋が不思議そうに俺を呼ぶ。
「…なんでもない。」
言ってしまえればいいのに。俺は三橋が好きなんだって。
誰にも渡したくない。三橋の傍にいたい。

でもそれは叶わない。
あと何時間後には俺は日本にはいない。
なんで俺はこんな時代に生まれてきてしまったんだろう。
なんで俺はこんな無意味な戦いの為に死にに行かなくちゃならないんだろう。
なんで なんで…


頬に暖かな感触を感じた。
三橋の手だった。