阿部「三橋！あと２３３球！」

>>32
２年後三橋
※エロなし。３年になって引退後。うんこなし。
初投下。読みにくくてごめんな。


俺たちの最後の夏大が終わって、秋がやってきた。そろそろ肌寒い。
今まで毎日といっていいくらいやってきた野球ができなくなったうっぷんを
受験生らしく受験勉強ではらしている。
野球部のメンバーとは、部活が終わったらもうそれほど会わなくなって
しまうかと思ったら、図書室とか空いてる教室とかで固まって勉強会するよう
になっていた。
まあ、アホみたいに毎日顔会わせてたからな。
つるむのがフツーみたいになってたんだと思う。
他に用があったり予備校に行く奴とかもいたりで今日は俺と泉と花井で
図書室で勉強会をやっていた。
しばらくしこしこ真面目に勉強してたんだが、三橋がなかなかやって
こないことに気がついた。
三橋は、野球部の奴ら一緒にいるのが一番居心地よくて勉強もはかどるのか
ほぼ毎日顔を出しているのだが。

ブーブー、と尻ポケットの携帯がメール着信を知らせた。
誰だと思って確認したら、後輩の中村からだった。
『まだ学校にいますか？三橋さんが投げてます。』
……あ、あいつ…何やってんだ…。
三橋にしては珍しくくジュケンベンキョーしてたと感心してた俺がバカだった。
「…あの野郎！」
（え、あ、おい。阿部、どこ行くんだよ！）
（グラウンド！三橋連れ戻してくる）
まったく。後輩に迷惑かけてんじゃねーよ！