三橋「阿部君(セフレとして)付き合ってくださいっ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
817fusianasan
雨が降っている。心も体も凍えてしまいそうな冷たい雨が。
昇降口で三橋が一人佇んでいた。
「どうしたんだよ?」
声をかけると、三橋は今にも泣きだしそうな情けない顔で振り向いた。
「あ、ぅ・・・傘なく、て」
「・・・・そっか。・・・じゃあ、俺のに入ってく?」
「え、でも悪いよ。帰る、方向違う、し」
「いいから入ってけよ。投手は肩とか冷やしたらやばいんだろ?」 
きょどりながら首を振る三橋を、半ば強引に引きよせ、俺の傘の中に入れた。
「ご、ごめん、ね」
「別にいいよ。ヒマだし。ちょっとくらい寄り道したって」

そんなツンデレイケメン俺と三橋のハートフルストーリーが始まってほしい