阿部「三橋、ABCの意味知ってるか?」

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935セクサロイド384
※人外パラレル注意 今日はこれだけ

「あぅ、んっ…はぁ、きもちいい…」
その上ずった声を聞いたのは、風呂から上がって部屋の前に戻ろうとした時だった。
高鳴る鼓動を抑えつつ、そっとドアを少しだけ開けると、下を穿かずオレのベッドに背をもたらせて一心に異物で尻をいじってる三橋がいた。
出入りしている橙色っぽい物は確かオレの糊だ。テカテカ光る丸いキャップの部分がいやらしい谷間に飲まれている光景にオレは思わず唾を飲んだ。
(アイツ何して…!)
と思いながらも、叱る(こう記すと発情期の猫を叱るように思ってしまう)わけにも…いきなり入ったら気まずいし。
オレはそのまま身を潜めその姿をただ見ていた。
セクサロイドだから快感に弱いのはあるのだろう。それは考えた事はあった。
ただ今まで三橋がこういった自慰をすることなど想像したことはなかった。
(想像以上にエロいな)
男の自慰なんて気持ち悪いだけだろとおもっていたのに。
自分にもガチホモ素質があるのかと思うとがっくりしたが、三橋への思いを認識してる現在ではいまさらの話だ
「ふぅ…ん、はぁ、あっ、あん」
指を舐めている顔より一層艶を帯びた声と表情。ちらりと見える、昼に撫でたあのすべらかな背中
あの糊がオレのチンコだったら…想像するだけで自然とオレの股間は膨れ上がっていた。
この狭い隙間からでは様子は良く見えないけど、声だけでもかなりクる。ー三橋とやりたい。あの尻に入れて突き上げたい。
今、ドアを開け放ち、衝動のままに三橋を抱いたらどうなるのだろうか。全て壊れてしまうのだろうか。
厄介で臆病な感情が芽生えてしまったものだと、熱くなる体を抑えながらため息をつく。
「あれ、兄ちゃん。こんなところで何してんの?」
急に声をかけられ、ギギギギギとその方向へぎこちなく首を回すと、そこには風呂上りのシュンがいた。
お前、さっきオレと入れ替わりで風呂入ったくせにはえーよ!カラスか!
途端、中の声が止んだ気がする。これはばれてしまうと苦し紛れにオレは両手を後頭部にあてて、膝を曲げる
「バッカ、オレは今スクワットしてんだよ」
「ふーん、こんなところで」
何だ、その訝しげな目は。シュンはオレの(多分必死な)顔を見て、ニヤニヤしながら隣の自室に戻っていった。
…股間が膨らんでいるのがバレたんだろうか…つかアイツ三橋とオレの事気付いているのか?