阿部「立て!立つんだ三橋!」

このエントリーをはてなブックマークに追加
255夕立
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1194174779/455

※鬱注意 暴力的な表現注意


 頭を抑え込まれ、恐ろしい目で突き刺され、オレはもう男に従うしかなかった。
 言われるがままに、何度も舌を伸ばして、男の性器の先端を往復させる。
 時々口の奥に突っ込まれると、息が苦しくてえずきがせり上がってきた。
「いいこだね、廉くん。もっと舐めてよ。ああ、気持ちいい」
 髪に指を突っ込まれ、頭を強くなでられる。
 オレは本当にいい子なのかな。こんなことをしていて、いい子なんだろうか。
 いい子になるためには、嫌なことも我慢しなくちゃいけないのかな。
 舌を動かすたびに、唾液が垂れてぺちゃぺっちゃという水音がしてしまう。
 その音が風呂の中に響いて、聞いているだけで恥ずかしくなった。
 手は男に覆われたまま、ペニスの胴体部分を擦り続けさせられている。
 オレの手の中で男の性器がびくびくと脈打つのを感じる。合わせて男の息も荒くなっているようだった。
 オレは何をしてるんだろう。
 これはいいこと? 悪いこと? 本当にみんながやる普通のことなのか? 
 考えている隙もなく、口の中に突っ込まれた肉塊の圧迫が苦しくて、唇の端から唾液ばかりが糸を引いて床に垂れていく。
「ああ、いいよ、いいよ」
 男がオレの頭を掴んだまま腰を揺らす。口の中のそれは体積を増して、膨れ上がっていく。
 もう駄目だ。苦しい。息が詰まって死んじゃうよ。
 顔を下げて口から肉塊を引き抜いた瞬間、男の性器から、勢いよく白濁が飛び散った。
 白い飛沫がオレの顔に降りかかる。急いで瞼を閉じたから目には入らなかったけれど、開きっぱなしの口には飛び込んできた。
 それは苦くて、喉に張り付いて、生臭くて、オレは咳きこんだ。
 まずくて気持ち悪くて。何度か唾を吐きだしたけれど、口の中のいがいがした感じは抜けなかった。
「いい子だね」
 満足げに深い息を吐く男がそう言ってオレの頭を撫でる。
 それは本当のこと? オレは本当にいい子なの? 聞きたいけど、怖くて聞けなかった。