阿部「三橋、俺と突き合ってくれ!」

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654fusianasan
悪いからコレだけはいっとくL5俺とは絶望的に別人。色々違いすぎだろ。レベルとか。
(`・ω・´)シャキーン

「う〜ん。オレん手もつめてぇかな」
三橋の手を自分の両手で包み込みながら、田島が三橋の顔を後ろから覗き込んだ。
「まだ、わかんねーの?」
やっぱ馬鹿だな、と笑う。
三橋は自分の熱を田島にどんどん奪い取られていくような気がした。
「んでも身体はあっちーのな。多分裸だからか?きもちぇー」
田島が三橋の体を後ろから抱え直した。
二人の体型はあまり変わらないが、田島の方が引き締まった肉体をしている。
上半身だけだが素肌を合わせているとよく解る。

頼りなさげな自分を包む田島の腕。
普段から何度も助けられ、とても頼りにしていた大好きな腕。
数々の出来事を事をぼんやり思い出していたら、いつの間にか田島の手が三橋の胸の表面を探るように這いはじめていた。
掌の冷たさから、自分の体がどれだけ熱いか判った。

「ん〜反応無し?三橋はくすぐったがりじゃなかったっけ?あれ〜?」
背後で首を傾げながら田島が言う。
三橋からは見えていないが、その様子はごくごく普段の困った時の彼の仕草と変わりはなかった。

「黙ってられたらツマンネーじゃん。オレばっか一人で喋っちゃってさ」
「あっ…!」
三橋の胸の小さな突起に突然人差し指で触れられた。
二つの先端に、軽く乗せるくらいの力で。

冷たさが先に来て身をよじったが、「こーらっ! 逃 げ ん な 」と脇から差し込まれた両腕と、折り曲げた両足で押さえ付けられる。
下半身に足を絡めてこられたので、その両膝を押しのけたけど、同じ体型でこんなにも差が有るのかと驚く力で押さえつけられた。
獣の親が仔にするように、後ろから首を柔らかく銜えられた。
お前はオレの所有物だといわんばかりに。