阿部「俺のチンコは200万馬力!!」

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98fusianasan
畠先輩ピョアターン注意
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1193490428/558,656

あの時俺の肩を叩いてくれた先輩は翌週「気力が続かなくなったから」と野球部を辞めた。
その先輩のポジションが捕手だった為、俺は監督から代わりに捕手をやるように言われた。
が、俺が見た限り監督は野球を全然知らず、ポジションを決めるだけで指導は一切無し、試合の時もすべて部員任せだった。
そんなだから、俺に対して捕手の指導もろくにしてくれない。が、監督の決める事だけは絶対だったから、
誰も三橋を投手にする事に文句はいえなかった。
それをいい事に三橋は、すっかりやる気をなくした先輩たちにかわって、1年からエースナンバーを貰ってマウンドに登っていた。
その頃は俺はあいつが投げる事がひたすら好きなだけなヤツだというのはわからなかったから、
監督のヒイキに胡坐をかいて実力も無いのにマウンドに立つ空気の読めないバカ、としか思えなかった。
俺から見たら叶の方がずっと上だ。ブルペンで受けてても叶の方が球が速いし叶の方がエースにふさわしい。
だが監督は三橋にだけ投げさせる。そしてあのヘロ球だからガンガン打たれて出る試合出る試合全て負け続きとなってしまう。
それでも三橋が投げたがるから監督も交代させない。幾ら打たれても三橋は遠慮なんか一切せず次の試合でも投げ続けている。
そんな三橋に対する先輩、同輩の無視や苛めが始まり、三橋は今まで以上に他の部員に対しておびえるようになり、ロクに口もきけなくなった。
だけどマウンドには登りたがる。こいつは本当にバカだ。
俺は三橋が憎くてたまらなかった。あんなウザイ奴なんだから、無視すればいいのに、俺は何かと三橋につっかかっていたし、
しまいには寝ても覚めても三橋の事ばかり考えて夢にまで出てくるほどになっていた。
叶は相変わらず三橋と仲良くしている。が、三橋の方で遠慮してるのか叶から距離を置くようになってきた。
以前は叶の事を「修ちゃん」と名前で呼んでたのが「叶くん」と呼ぶようになった。
叶もいつかそれに倣って三橋の事を名前じゃなくて苗字で呼ぶようになっていた。
でも距離を置いても叶は三橋の事を悪く言わない、むしろ俺らの前で三橋をかばうような発言をよくする。
それなのに三橋は叶の前でも遠慮して距離をとってるのが見ていてイライラした。
こんなに叶が三橋をかばっているのに、あいつは叶の事はまるっきり考えてない。叶の事を考えたらあいつは投手を叶に譲るべきだ。
イライラが最頂点に達したある日、俺は三橋に今日こそガッツリ言ってやろうと練習の後、着替えが終わっても帰らずにいた。
三橋はどんくさいヤツだから着替えも遅い。いつも最後まで更衣室に残っている。俺は一旦帰ったフリをして、他のヤツらが全員帰って
三橋が1人残ったのを確かめて更衣室に戻った。