俺「バブバブー、ママのおっぱいおいしいでちゅう〜」

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541四畳半のウサギ  2
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192790822/784,787,793
空気読まない俺でごめん。

一週間後の日曜日、俺はまた花井の家に招かれていた。
双子の勉強が終わると、暇そうな花井がやって来て俺の前に腰を据えた。
「その後どうよ?」
「どうって、たった一週間しかたってねえのになんもねえよ」
「まだ疲れてんのか?」
「別に疲れてねえし…そうだ、俺花井に頼みたいことあるんだよな」
「お前が?なんかヤな予感すんだけど」
「まあ、面倒っていえばそうかな…あのさ、俺らOBと今の西浦メンバーで試合できない
かな」
「お前さ、確か浪人してたよな…」
「1回くらいじゃどうってことないさ。三橋が…あ、三橋って俺の隣に住んでる元ピッチャー
ね、俺がキャッチャーやってるとこどうしても見たいって言うんだよ。俺たちも来年に
なったらお別れかもしれないし、なんか今しかないような気がするんだよな」
「なんかその三橋?にずいぶん入れ込んでるんじゃねーの?」
「いやあいつ不憫ていうか、人付き合い下手みたいでさ、中学のとき野球部で揉めた
らしくて、本当は野球続けたかったのにできなかったとか聞いちゃったらさ、なんか
俺にできることがあったらしてやりたいなって思って」
「ふーん、まさかそいつに投げさせるとか言うんじゃないだろうな」
「や、まあ、その、なんだ、ちょっとくらいならいいだろ?あのコントロールはホント
すごいって」
「まったくお前は野球バカだよ。しょうがねえ、聞いといてやる」
「花井ィ、お前やっぱりいい奴だよなあ。よろしく頼む」
「おれもたまに体を動かしたかったからいいよ。みんな集まるといいな」
「そうだな…。面倒なこと頼んでごめん」
「阿部にそーゆーこと言われると気持ちわりぃな。まあ、だめかもしれねえから
あんまり期待すんな」
「ウッス」