阿部「三橋、エビフライぶつけるぞ!」

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771fusianasan
>>662 コミケ行ったことないから、本当は全然雰囲気違うと思うけどごめんなー

会場は異様な雰囲気が漂っていた。
ムワッとする汗の匂いと、野太い掛け声の嵐。

「廉ちゃん!次、こっちも頼むよ!」
「はあ・・はあ、後ろ向いて、もうちょっと屈んで。両手は膝ね。
お尻をこっち向けて、顔は振り返る感じでこっち見て!」

「え、で、でも・・・。」
ただでさえ、ギリギリのラインのスカートで、少しでも屈むと中のパンツが見えてしまいそうだ。
パンツはレース素材のTバックで中央がタマの重みでもっこりと膨らんでいた。
中身を見られたら、男なのにこんな格好をしている事がバレてしまう。
にも関わらず無情にも、もっと屈めという声がどこからともなく聞こえてくる。

「阿部君・・阿部君、助けて、どこ行っちゃったの・・?怖いよ・・」
知らない大勢の男達に囲まれて、何枚も写真を撮られ、妙なポーズを取らされ、恐怖と心細さに涙が出てきた。

『午後の2時に、ビックサイトの中で待ち合わせ。この服着てこいよ』
という手紙を読み、言われたとおり恥ずかしいセーラー○ーンのコスチュームを着てきたというのに、
阿部は一向に現れる気配がない。
いつのまにか三橋は、カメラを持った男達にグルリと囲まれていた。

「屈めって言われてんだろぉおおおお!屈めよぉ!」

突然キレたいかにもなオタク風の男が、荒い息を吐きながら三橋に近づき、
三橋のコスチュームのリボンを掴んで引っ張った。
「ほらほら、言う事聞かないとおっぱい揉んじゃうよー」
そう言って、詰め物がしてある胸の辺りをグニグニと揉まれる。
「いやあああっ、やめてください・・っ!阿部君!助けてぇえ!」