阿部「三橋、いよっくに(1492)見えるは?」

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690俺猫
>>547

猫攫いは廉の体に勢いよく腰を打ち付けた。
体同士がぶつかり合う乾いた音、尻尾?が抜き差しされるたび伝わる湿った音。
廉が発する甘く切ない声。猫攫いが発する低いうめき声。
普段の静まりかえった部屋からは想像も付かないほどの賑やかさだった。

頬を赤く染め、細めた目から溢れる涙。半開きの口から漏れる吐息。
廉…泣いてるの? それとも、喜んでるの?

猫攫いは体をかがめて、廉のおっぱいを口に含む。
もう片方のおっぱいにも猫攫いの手が。先っぽを摘んでクリクリとひねっている。

ぼんやりとしたもやが俺の頭の中に広がっていたけど、そこにいつか夢で見た光景が浮かび上がった。
母さんのおっぱいにありつけない俺。体が思うように動かせなくなる俺。
何もせずに全てを失う俺。

ダメだ…それは俺のだ。 廉からそのいやらしい手を離せ!
全身の毛が逆立ってきた。俺の細い尻尾も、普段の3倍ぐらいには太くなってる。
体をぎゅっと丸め、体のバネを利かせて一息に跳躍した。
狙うは、猫攫い。

「三橋、見てみろよ。猫の奴も熱心に見て…ひっ!」

廉のおっぱいを弄んでいた腕にしがみつき、思うさま噛みついた。

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今日はこのへんでー。