阿部「ある日、三橋と二人で語り合ったさ」

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518fusianasan
>>497
時代は移り変わっていくんだよ、と三橋は言った。
つたない言葉で思いを綴っていくその小さな体が、わずかに震えている。
人は変わるんだ。
三橋は言った。
三橋の髪が第一話から徐々に伸びていること、それを上回る速さで泉の髪が伸びていること。
身近なところでだけでも、そんな変化がある。
三橋の言葉に、俺は遥か昔に発刊されたコミックスを取り出し読み返す。
確かに、泉の顔の造形など触れたら月夜ばかりと思うなよ、の惨劇――変化だ。
田島の顔も紆余曲折を経て、ようやく阿部と書き分けされるようになった。
残念ながら今は水谷が三橋へ近づきつつあるのだけれど、それもまた、変化なのだろう。
ちんこも萎えたり勃起したりと変化していく。
皮を被っていたり先が覗いていたり剥けていたり、とその姿は千変万化する。

変わらないものなんか、ないんだよ。
三橋は繰り返し呟き、俺は風呂に入ることにした。ので一部地域。