※ELVセックルの後日談。ただのバカ話になりそう。
あれ以来、阿部君が口を利いてくれない…
俺はまた、阿部君を怒らせてしまったらしい。
心当たりはいくつもあるけど、やっぱり一番の原因はアレだと思う。
…阿部君が俺のおしっこを飲んだことを、
みんなの前で言ってしまったからだ。
それからというもの、阿部君はみんなから白い目で見られている。
俺も阿部君に無視されて辛いけど、阿部君はきっともっと辛いんだ。
…全部俺のせいだ。
俺がみんなの誤解を解かなくちゃ。
阿部君が変態だなんて、誰にも、思わせない、ぞ。
俺は考えた。
どうすれば、阿部君が変態じゃないってことを
みんなに分かってもらえるのかを。
そ、そうだ!
…おしっこを飲むことは変なことじゃないって
みんなに知ってもらえばいいんだ!
そうと決まればゼンブ急げだ!
俺は急いで部室へ向かった。