阿部「三橋にもう一個穴が欲しい」

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163みはし・カンタービレ♪lesson13
三橋変態(?)注意
ホタルの馬鹿注意

俺は野球部の捕手、。阿部隆也。
変態投手、変態マネジに何故か愛されている。

朝、いつものように登校していると、誰かがバタリと倒れていた。
倒れている奴は髪の毛はボサボサ、服は洗濯してないのか皺だらけ。
俺はその行き倒れに駆け寄った。
「大丈夫ですか…って三橋!?」
なんと倒れていたのは三橋だった。
「どうしたんだ!?三橋!ホタルの墓の節子みたいになってるぞ!」
「や…野球の練習…、してた…。」
三橋の頬が少しこけている。
まさか野球に夢中で飯も食ってないのか!?
「三橋!最後に飯食ったのいつだ!」
「えーと、忘れた…。」
俺はブルブルと拳が震えた。
「馬鹿やろう!!そんなに練習して二度と投球出来ない体になったらどうすんだー!」
「ぎゃぼー!!」
俺は何故かそばにあったハリセンで三橋を叩いた。
俺を心配させるような事をなんでいつもやるんだよ…。三橋…。
164みはし・カンタービレ♪lesson13:2007/10/17(水) 16:32:19
三橋変態(?)注意

俺は近くのコンビニで適当に食えるものを三橋に買ってきた。
「とにかく、食え!」
「食欲ない…。」
お前死ぬ気か!?
「とにかく食えー!」
「ぎゃぼー!!」
俺は三橋の口にコッペパンを無理やり詰め込んだ。
三橋は目を白黒させて一生懸命パンを飲み込もうとしている。
「で、なんでそんなに練習したわけ?」
「ほりゃへらむひゃ…。むぐー!!」
「あ゛ー!もうくい終わってからでいいから!」
俺はイライラしながら三橋がパンを食べ終わるのを待った。
「俺…。ちゃんと野球に向き合いたかったんだ…。変態紳士さんにそう言われた…。」
「何言ってんだ。お前はよく頑張ってるしいい投手だよ!」
「でも俺は、みんなに支えられ過ぎてる…。俺はちゃんと一人で立たなきゃいけないんだ!チームの一員として、エースとして!」
三橋…。お前って奴は…。
俺はじんわり涙が出た。
「で、この前暗記してこいって言った相手チームの弱点覚えてきた?」
「全然!!」
………。
「まずはやることしっかりやれー!」
「ぎゃぼー!!」
俺は何故かそばにあったハリセンで三橋を叩いた。