三橋「将来僧になって結婚して欲しい」

このエントリーをはてなブックマークに追加
853三橋肛門
>>110,137,160 ,187

「天誅!」
大声とともに阿部の後頭部に数個の硬式ボールがメガヒットし、さらに
「阿部隆也助部三郎どの、抜け駆けはいけませんぞ」
と別の声がしたと思うと、阿部の頭頂部に、小型の金ダライがもの凄い勢いで落ちてきて、
たまらず阿部はひっくり返ってしまった。
「はあはあ…間に合ったぜ」
現れた2つの影。
「田島飛猿悠一郎あーんど金ダライの沖七、只今ごレン公の下に参上つかまつりました」
「前の町でちょっと足止めを食らってしまい、追いつくのが遅れて申し訳ありません」

「田島くん、沖くん!お疲れ様!」
ごレン公は久しぶりにお供に会えた嬉しさから、さっきまでの阿部との甘いときめきタイムも
すっかり頭から消えてしまい、ニコニコ笑顔で2人に駆け寄った。
「ごレン公さま、大丈夫でしたか?まったく俺らがちょっと目を離してるすきに阿部の野郎」
「花井は何をやってるんだ?クソレも相変わらず使えないヤツだなあ」
田島と沖はすのこの上でひっくり返ってる阿部を見下ろしぶつくさと文句を言い始めた。
「は、花井くんも水谷くんもご馳走食べて部屋で寝てるよ…まだ地鶏カレーも他のご馳走もいっぱいある よ。
田島くんも沖くんも 食べようよ」
「やった!ごレン公さま、早く行きましょう、ささ、服着て下さい」
「ごレン公さま、俺が新しく開発した風車型金ダライはいかがでしたか?なかなかよく飛ぶでしょう?」
「うん 凄い勢いで飛んできた ね あとでよく見せて」

はしゃぎながら部屋へ戻った3人が消えた後の風呂場には金ダライと数個の硬式ボールと一緒に気絶したままの阿部が取り残され、
その夜は平和に更けていったのであった。