ようやくたどり着いた地下のクラブ。
照明はほとんどなく、煙草とアルコールの匂いが混じって沈殿したような淀んだ空気。
こんなところに本当にあいつがいるのだろうか。
観葉植物で隔てられたボックス席の背もたれの上から、生足が見え隠れしている。
俺はそちらにふらふらと近づこうとした。
異質な客に気付いたバーテンが俺を止めようと大股でやってくるのが見える。
俺は構わずボックス席の客を覗き込んだ。
「三橋っ!お前こんなところでなにやってんだ!」
信じられないことに、高校時代の俺の相棒、エースピッチャーだった三橋廉が全裸で
3人の男と絡み合っていたのだ。
片足をソファーの背もたれに引っかけ、大股開きになった足の中心に1人の男がはり
ついて一心不乱に口淫している。
三橋の口にはもう1人の男のチンポが突っ込まれ、片手であと1人の男のチンポを愛
おしそうに撫でさすっている。
俺は頭が爆発しそうになった。