絵描いてくれた俺ありがとうー!
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192383973/l50/387 ※パロ注意 キャラ改変注意
三橋はその後、夕方になる頃には少し顔色がよくなり、起きあがれるようになっていた。
「しゅ、修ちゃん、来るってホント・・?で、でも、こ、こ・・」
「大丈夫ですよ。将軍の了解は得ましたから。」
「ほ、ホント・・っ!?」
三橋は信じられない、というような顔をして目をパチパチさせた。
案外元気で、この分なら薬師を呼ぶ必要もなかったかもしれない、と思いながらも,
嬉しそうな表情に中村はホッとした。
「それにしても、一体なんなんですかね。風邪っすかね。」
「う、わからない・・。」
昼食を食べてしばらくしてからだった。
何か食当たりかとも思ったが、側室に出す御膳にその様な間違いがあるだろうか。
考えても考えても、原因が分からなかった。
それから一時間ばかりすぎ、中村は叶を迎えにいった。
一人残された部屋で、三橋は叶がくれた髪飾りを無くしてしまった事を、どう謝ろうか考え込んでいた。
おそらくもう、捨てられてしまっているだろう。
代わりに、部屋の隅には将軍から貰った立派な髪飾りが置いてある。
三橋はそれを隠すように懐にしまった。
その時、廊下から、走ってくるようなすごい足音が聞こえてきた。
あまりの音にびっくりして、思わず布団の中に逃げ込むように潜り込む。
「廉!」
布団越しに懐かしい幼なじみの声が聞こえた。