阿部「三橋、お前の穴は俺のもの」

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616仁義なき兄弟
触手に田島にわっふるわっふる
※キャラ捏造・エロなし注意
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192236395/43
シュンくんの部屋に着くまでは生きた心地がしなかった。
リビングから聞こえるテレビの歓声や拍手から逃げるように、部屋に駆け込む。
ドアを閉じても、おれを追いかけてくるようにテレビの音が小さく聞こえた。
阿部くん、随分大きい音でテレビ見てる。
それが阿部くんの存在を誇張するように、おれの耳に入ってくる。

「スリルありますよね」
シュンくんは悪戯っぽく笑ってる。ぼふっとベットに乱暴に座って埃が舞った。
「そんなの、なくていい、よ」
シュンくんに倣って、おれもベットにちょこんと腰掛ける。
自分の膝小僧を見つめながら、指先を暖めるようにして弄る。

『おめ……ます。池田さんご夫…―――――旅行………――――――でーす」

まだドア越しにテレビの音が細切れに聞こえた。
阿部くんが、いるんだ。
今日、おれは阿部くんがいるの知っててここにいる。この前とは違う。
そう思った直後に、後ろからシュンくんに抱きつかれる。
「う、お!」
「わあっ!」
いきなりで、バランスを崩したおれはシュンくんも巻き添えにしてベットから転げ落ちた。
ドスンと、派手な音を立てて二人して間抜けな声を出す。
「いってえー、三橋さん大丈夫ですか」
おれの上に乗っかるように落ちてきたシュンくんが、おれの体に覆いかぶさったまま心配そうに声をかけてきた。
「だい、じょーぶ、痛くナイ」
おれは背中をちょっと打っただけで、頭もぶつけなかったし、体は平気だった。
でも。でも。
「今の音、下に聞こえたかも…」
おれの上でシュンくんは阿部くんそくっりの目でおれを真直ぐに見つめてる。おれは吸い込まれそうだった。