阿部「三橋、オレはお前のこと好きだよ!」

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673fusianasan
なんか前の続き

「お、終わらないよ う」
三橋が半泣きでガリガリとペン入れをしている。大学を卒業して三橋は晴れて漫画家になっていた。
そうすることが俺の壮大な目的だったのだ…
「大丈夫だよ。まだ時間はあるからね」
肩をポンとさわって優しく元気づける。俺は編集者になっていた。
「…気安くさわるな」
しかしその手を荒っぽく払われる。アシスタントの阿部である。
三橋の高校からの連れ合いだ。こいつの存在が俺の唯一の誤算だったのだ…