近親相姦ネタ
キャラ改変に当てはまるかもしれないので注意
それが、いけないことだって知らなかった。
「廉」
お父さんが、オレの名前を呼ぶ。またいけないことが始まる。
もう何度もくりかえしてきたこと。いけないことだなんて、誰も教えてくれなかったこと。
いけないことが始まったのは、オレが中学に入ってからで、それは、高校に入った今でも続いている。
親戚の家に居候をしていた中学の頃、お父さんは仕事が遅くなると埼玉の家には帰らないで、オレが居候をしている親戚の家に泊まることが多かった。
今になって思えばそれは単なる口実で、オレといけないことをするためだったんだと思う。
なんでお父さんがこんなことをするのかは分からない。
でも、お父さんはオレの事を可愛がってくれていて、大事にしてくれているのだと思った。
だから、オレはそれを嫌だと思ったことは無かったし、痛いこともあったけど、そうゆうものなんだと思っていた。
あれがいけないことで、親子の間にあってはいけないことで、同姓ですることはあまり無いって知ったとき、すごく怖くなった。
オレとお父さんは、お母さんを裏切っている。そう思うと、とても悲しくなった。お父さんは、なんでこんな事をするんだろう。
「廉」
オレはいつも眠っている振りをする。拒絶はできないから、ただ黙って、眠っている振りをする。
お父さんも、本当はオレが起きているのを分かっていて、それでもオレを無理に起こそうとはしない。
眠った振りを続けるオレを抱いて、お母さんの待つ寝室へ帰っていく。
いつまで、こんな事が続くんだろう。お母さんをこれ以上裏切るのは嫌なのに。
お父さんの出て行ったドアをオレは悲しい気持ちで眺めていた。
お父さんの体液が中から溢れるのを感じて、オレはだるい体を起こした。
明日も練習がある。早く後始末をして寝ないといけない。