阿部「最初から三橋とクライマックス!」

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339ハ チ ミ ツ
男の射精までそんなに時間はかからなった。嫌な味のする性器が硬度を増すと、
男は三橋の頭を固定し自分から腰を振り出した。
そしてしばらくすると三橋の喉の奥に叩き付けるようにして精液を打ち込んだ。

「…かはっ!う、ぅ…」
大部分は吐き出したが、口中に生臭さが広がり、以前のことも思い出してますます嫌な気分になる。
えづく三橋のそばで3人は何か話している。

「ローションあるか?」「持ち歩いてるわけねえだろ」「あ、俺さっきケンタでさあ」

…次は何をされるのだろう。会話からはただこの状況がまだ終わらないことだけがわかった。
力の出ない体に再び男の手が伸び、四つんばいにさせた。
「ひっ」
何か、ドロッとした液体が信じられないところに押し付けられた。
思わず振り返ると、男の手にファーストフードの袋が握られている。
塗っているところこそ見えないが、次の瞬間激痛が走った。

「あっ、ぁああああああ!!」

普段は排泄孔であるその場所に指が突き立てられ三橋は力の限り暴れた。
もうビデオの存在も頭から消え去っていた。
しかし屈強な力で頭を抑えられ、再び解すための行為が行われる。
暴れたときにかすかに甘い匂いがして、かえって自分の気持ちに不似合いで悲しかった。

「意外とハチミツって奴も使い勝手いいな」「そうだなー」
三橋は男達の会話をぼんやりと聞き流していた。
気付くと男の手の律動は大分スムーズになり、指の数も増えていた。
三橋も今では次に何をされるかもわかっていた。抵抗が無意味なことも。
痛いのは、こわい。せめてあまり痛くないように、心にも傷が残らないように、
身体の力を抜いて、頭も空っぽにしよう、そう思っていた。
(改行規制により一部地域)