阿部「三橋!俺らの夏は終わらない!」

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194fusianasan
「すっげぇぜ阿部!」
田島が走ってきて興奮した様子で俺に言った。
「なんだよ大声で」
「三橋の穴、なんでも入るんだぜ?」
「んなっ!!」

俺は急いで部室へ走ると、ドアを開けて驚いた。
三橋が尻にバットの柄を突っ込まれて泣いている。
「すげーなこんなものまで入んのかよ!」
田島が感動したように言った。…っておい!
「これ入れたの巣山だぜ!さすが目の付けどころがちげーよな」
泉もノリノリだ。…ってお前もかよ!
「お前らいい加減にしろよ!自分が何やってんのかわかってんのかよ!」
俺は怒り心頭に発し、すぐさま三橋の尻からそいつを引っこ抜く。
「ひっぎゃあああ!」
痛みに泣き叫ぶ三橋に上着を被せて、俺は続けた。
「こんなんどー見たっていじめだぞ!!お前らこんなことが…」
「ち…ちがうっ 阿部君…ちがっ」
泣きながら三橋が俺の話を遮った。
「あぁ!?お前も何されても我慢とかしてんじゃ…」
「違うんだっ…こっこれはっ 俺がっ」
俺が…?
「そーだぜ阿部!」
田島も口を挟む。
「こいつがやってくれって言ったんだよ。なぁ?」
泉と巣山もそうそうと頷いた。
な ん だ っ て !?