593 :
大奥:
前回までのあらすじ:叶さんから手紙が着いた
パロ注意・キャラ改変注意
ちょっとだけ調べてみたら色々と嘘情報タレ流しすぎだったww
殺された・・。
それを聞いて、背筋が寒くなった。
叶と自分はそんな風になりたくない。
だからこそ、絶対に会ってはならないんだ、ということを再認識させられた。
しかし、ついつい手紙の返事を書いてしまう。
こんな事をしても、叶や外の世界が恋しくなるだけだというのに。
「修ちゃんへ。
元気そうでよかったです。
あと、ごめんなさい。髪飾り無くしてしまいました。
オレも、会いたいです。」
それだけ書いて、再び中村に渡す。
こんなことをしていることが見つかったら、中村もただでは済まない。
申し訳ないな、と思いながらも渡さずにはいられなかった。
中村は嫌な笑顔で快く引き受けてくれる。それは本当にありがたかった。
次の日の晩、再び将軍の呼び出しがかかった時、三橋はいつになく気が進まなかった。
叶からの手紙を読んでしまったからだ。
だが、まさか行かないわけにもいかず、三橋は浮かない顔で寝間に向かった。
もう、幾度となく訪れた部屋。だが、今日はそれがひどく忌まわしく感じる。
将軍はいつもの通り部屋に入ってくるなり三橋を組み敷いたが、
今回はされるがままではいられなかった。
「いや、だ!今夜は・・いや、です・・」