ある街の雑居ビルの地下2階にその店はあった。
「いらっしゃーい」
どこか気の抜けた挨拶に、店内に置いてある物とのギャップを感じた。
薄暗い照明にどぎつい色の玩具や、肌色がしかない雑誌の表紙が並ぶ。
奥にはテカテカと光る素材の衣装やマスクが所狭しと並び、バラ鞭一本鞭アクリル棒や孔雀の羽まで並ぶ。
「なあ店主、これは何かな?」
黒いローターと何かカバーっぽい物が一緒に入った箱を差し出した。
「ああ、これかい?新発売なんだよね」
そう言って箱から取り出し説明を始める。しかし、この店の商品の説明の仕方は他と異なる。
「おい、こっち上がれ」
大きめのレジカウンターから伝票や雑誌を隅に寄せ、その上に俺がこの店に訪れる目的が正座をする。
無駄な脂肪がなく、うっすら骨が浮かび上がっているが、腕の筋肉や尻がムチッとしていて、この少年特有の色気を放つ。
無骨な店主の手が、少年のペニスを掴み素早く扱く。するとムクムクとすぐに反応しあっという間にフル勃起した。
「勃起した状態のペニスに、好きな角度にローターを調節し、カバーを亀頭に被せます」
俺は顔には出さないが、この異様な光景に興奮が止まらない。
「で、スイッチを入れると」ヴヴヴヴヴヴヴ...と無機質な機械音が鳴り出す。途端に
「んあっ...あっ、あっ...」少年の顔がどんどん赤くなり、腰があやしく動き、快感にのまれて歪んだ口からは涎が光ってる。
「そうすると亀頭だけに振動がいくんですよね」笑いながらその様子を見ている店主。
「んっ...だめ」そう言って右手を伸ばし掴もうとするが、寸での所で叩かれた。
「ダメだ、説明の途中だぞ。勝手な事をするな」このやり取りに俺は腰の辺りがゾクゾクした。触りたい。
我慢汁が溢れたのか、黒いカバーからテラテラと少量だが液が垂れている。イくにイけないようだ。
「これの他にも似たような商品がありましてね、でもこれが一番評判良いかな。」
淡々と説明を始めた店主の声を聞き流しながら、俺は少年から目を離せない。
「で、強制的に射精させるのが好きなら」まだ説明をしている。ああ、もう我慢できない。
「ここ、...触ってほしいのかな?」竿をゆっくりと掴み、微妙に指先に力を入れる。
「あ!そ、そ こです...」息がもうだいぶ荒くなり、涎が顎まで流れている。
「もう限界みたいだね」そう言いながら上下に扱くと
「お客さん、お触りは禁止です」
と店主がカウンターの向こう側の備え付けの紐を引っぱり、お約束タライが俺の頭上に落ちてきた。