いつかの幽霊。もう覚えてる俺はいないと思うけど
ひよこの片足を掴みあげる。手をすべらせ太ももを押さえつけるとひよこは
感じたのかヒッと短く悲鳴をあげた。
にぎっていたひよこの指は冷え切って小刻みに震えていた。
俺の体温をうつしたような冷たさだった。だって俺幽霊だし。
ひよこの白くて柔らかい足の下には俺が脱がしたズボンとトランクスがぐしゃぐしゃになっていた。
立ったまま、向かい合ったままもう一度ひよこにそっと近づいて身体を寄せた。
「やっ…あぁぁぁ!阿部 君…」
俺のちんこがひよこの太ももに当たる。貫かれた痛みを思い出したのか、腕のなかでひよこが暴れた。
まあ俺っていうか「阿部」のちんこなんだけど。
俺は実は理性が焼き切れそうだった。いいのかひよこ。「阿部」に逆らう気か。いや、この俺に逆らう気か。
狂暴な感情が駆けめぐる。俺はれっきとした悪霊なんだぞ。
物も言わず、ひよこの腰を引き寄せ、ねらいを定めてもう一度挿入した。