県内上位が戻ってきてて、嬉しくて目が覚めた!
「お、俺君がいつか戻ってきてくれるって、オレ、信じていたんだ、よ」
かわいい三橋が俺の腕の中で涙を零しながらも、嬉しそうに微笑んでいる。
えがおが見たかったんだ。離れている間もこの三橋の笑顔を…。
りゆうも告げずに姿を消した俺を必死で探していたという三橋は以前と変わらぬ笑顔を俺に向けてくれる。
なきながら眠った夜もおそらくあっただろうに…。今更ながら三橋を傷つけてしまった事を俺は深く後悔した。
さかのぼって過去をやり直す事は出来ない。でも、これからはもう二度と三橋を一人にはしない。
「いっしょに、居ようね。ずーっと。」三橋の言葉に強く頷いて、俺は三橋の体をきつく抱きしめた。