阿部「三橋!今日は折檻するぞ!」

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896社内恋愛
>>877
阿部視点

「お前なぁ、会議中に堂々と寝るなよ」
「ん…ふひっく、ごめんなさ…」

その日の夜、誰もいない開発室。
俺は三橋を膝の上に跨がせて、デバッグ作業を続けていた。
「ったくなんで値が入らねぇんだ!」
カチャッ!と俺がキーを激しく叩くと、
それに合わせて三橋の息が小さく漏れる。
「…べくん、動っ ない、で…」
三橋はズボンを股までずり下げ、抱き合うような形で俺にしがみついている。
もちろんその体の中には、俺の一部が入っているわけで、
俺が腰を少しずらしたり揺すったりするたびに
あんっとかやんっとか可愛い喘ぎ声が聞こえてくる。
「ったく、お前のせいであの後PMGに呼び出されて
 三橋君をいじめてるんじゃないかってしつこく聞かれたんだぜ?」
「…めんなさ、ごめんなさっ…んはぁんっ!あっ!」
俺は意地悪な気分になって、少し激しく動かしてやった。
「んっ…はぁっ!ごめっ…ホン…もうっ」
「で?一体どんな夢みてたんだよ?」
「あべっ…あべっ くんがっ…はぁん!やぁっん!」
「俺がどうしたって?」
「あべっ んがっ…いっ異動でっ…ほっほっ北海道 て」
「異動だぁ!?」
お前ってやつは!それであんな必死な寝言言ってたのか。
俺はとたんに三橋が愛しく思えてきて、動きを緩めてやった。
「あのなぁ三橋、俺は三年間異動しねぇ!三年たったらお前と結婚する!
 だからお前も、変な夢見ていちいち不安になってんじゃねぇぞ」
「うっ…うん!」
俺の首に回した腕に、ぎゅっと力が入るのを感じた。