阿部「三橋！今日は折檻するぞ！」

ミハエット：ニシヒロを　使いにやったときは　まだ３回表　だった。攻撃が　終わったら帰ってくる　と約束したのに･･･。
もしかして　会えなかった　のかな。　そんなはず　ない･･･よね。もう、ニシヒロの　のろすけ！
試合も　一番の山場　を迎えてしまった･･･。　３回から８回まで　終わってるっていうのに･･･。
ニシヒロに　センスが　あったら、　野球　経験がもっと　あったら、風のように　打てたはずなのに･･･
ダメだな･･･素人　って。みんな　やる気　のない　シニア　みたい。　鈍感で　のろくて　尻重で･･･
(ニシヒロ、登場)
帰って　きた！　ニシヒロ！どう　だった？会えたの？あの方は、何と　仰っていたの？

ニシヒロ：あー疲れた。ちょっと待ってくださいよ。たまにしか使いに行かせてくれないから節々が痛いよ。

ミハエット：ぼ　僕の関節を　あげるから早く　教えてよ！ねぇニシヒロってば！

ニシヒロ：もう、そう急かさないでくださいよ！息が切れてまともに喋れやしない。

ミハエット：そうやって　無駄口　叩けるくらい　喋れてる　じゃないか･･･。どこが　息が　切れているの？いい知らせか　それとも　悪い知らせか、　どっち　なの？

ニシヒロ：バカな男をお選びになりましたね。そりゃあ顔はハンサムだし格好だって他の男よりうんと素敵。
マナーだってそこそこだけど、僕のように秀才ではないね。まぁ、確かにお優しい方でしたけど。そういえばお母様は？

ミハエット：お母様？　誰が　お母様の話を　してるの！僕たち　の婚礼のこと　あの方は　何て？

ニシヒロ：ああ、足が痛い。たまに試合に出たらこれだもんな。ずきずきして、歩けやしない。こっちは人を探して回ったんだ、もう死にそうです。

ミハエット：本当に　ごめんね。　僕は　ニシヒロが　大好きだよ。だから言って。あの方は、カノウ様は　何て仰ったの？

ニシヒロ：今日、投球練習していいって許可は出ているのかい？

ミハエット：ええ。

ニシヒロ：では急いでオダレンス様のところへお行きなさい。旦那となられる方がお待ちです。

ミハエット：ありがとうニシヒロ！ごきげんよう！