過疎った隙に書き逃げ。エロ無し注意食事中の人注意
あらすじ:チョコ→甘酒→
部活帰りにみんなでコンビニへ行った。吐く息が白い。体が無意識に温かいものを欲している。
今日は肉まん二つにした。両手に一つずつ持つ。気づかないうちに笑みが出てしまう。
ふわふわでほかほかで、手に伝わる感覚だけでももう幸せなのに、
はむっと頬張るとほの甘い皮と肉餡が口の中で合わさる。絶妙な味のハーモニー!
肉まんってすごい。肉まんってえらい。
夢中であっという間に平らげた。おいしかった!
けど、今度はちょっと甘いものが欲しくなる。口の中のしょっぱさを中和したくなる。
あ…、もう今日の分のお小遣い使っちゃってたんだ…。
コンビニの店頭は煌々と明るいのに目の前が暗くなる。
ランナー1,3塁の場面から失投しちゃって1点取られたようなショックだ。
もう食べられないとなると、余計に食べたくなるのはどうしてだろう。
花井君のガム、泉君のコーヒー牛乳、田島君のあんまん、
沖君のマシュマロ、西広君のチョコ、阿部君の菓子パン、
巣山君の缶コーヒー、栄口君のシュークリーム、水谷君のソフトクリーム。寒くないの?
みんなが手にしている食べ物に目が奪われる。うまそう……。