阿部「三橋!今日こそ結婚すんぞ!」

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597fusianasan
※キモノハシ注意

阿部君がスキ。大スキ。投げるのと同じくらい――ううん、最近は投げることよりずっとスキ。阿部君のためなら、なんでもできる。
阿部君の構えたミットにボールが吸い込まれる。すごくいい音がする。堪らなくスキ。
阿部君はこんなオレのへなちょこピッチングでも、何倍もよくしてくれる。阿部君のリードがあれば、オレはアウトカウントが稼げる。オレはキモチよくなれる。
だから、阿部君にもキモチいい思いをしてもらいたかった。オレはバカだから、最初直ぐにはいい方法が見付からなかった。防具をつけるのを手伝うとか、肩を叩いてあげるとか、それくらいしかできなかった。
阿部君は「十分だ」って言ってくれたけど、それだけじゃ物足りなかった。もっとキモチよくなってもらいたかった。オレは考えて、考えて、毎日考えた。考えながら、寝てしまった。
次の日起きた時、オレのちんちんはおおきくなっていた。これから朝練だった。そのままでいちゃ不味いと思う。
オレはパジャマを着たまま、なんとなく枕を股の間に挟むことをする。少しおおきめの粒のビーズの詰まっていて、しゃりしゃりした触り心地が気に入って買ってもらった枕。
ふとももで枕を挟み、ちんちんを枕に押し付けると、つぶつぶが緩い刺激をくれて堪らない。むくむくと勃ち上がってきた先端をつぶがぐり、と掠れ、オレは上がりそうになった声をふとんの端っこを噛んで耐えた。
ぐりぐりぐり。いつの間にかオレは腰を振っていて、動く度にベッドがギシギシと軋んだ。あんまりうるさいと親にメーワクが掛る。もう少し、このぬるま湯のようなカイカンに浸かっていたかったけれど、仕方ない。
オレは手を股の間に伸ばし、直にちんちんを扱いて射精した。暫く頭が動かず、汚れた手と天井を見ていた。すごくキモチよかった。もう何も考えられなかった。
(――……阿部君にも、このキモチよさを味わってもらいたいな)
でも、阿部君の負担になるようなことは絶対したくない。阿部君の迷惑にもなりたくない。阿部君がキモチよくなるなら、オレはなんだってしたい。オレは阿部君が大スキだ。
(よし、決めた……)

こうしてオレは、阿部君とエッチをすることを決意したのであった。