栄口「今日も世界は平和だね、三橋」

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123阿部と元エビフライ三橋
大奥わっふるわっふる!!
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1191746056/884,906,949

「いきなり何の話だよ」
「タ、タルタルソース とか」

タレの種類はいいんだよ! 意味わかんねぇのはそこじゃねーよ流れだよ!
そのまま口にしそうな暴言を必死で飲み込んで、頭をフル回転させる。
ザーメン見て、タレ?
あ、もしかしてエビフライのザー汁かけはお好きですか、とかそういうアレか?

「サラダにはドレッシングかけっけど、お前になんか掛けて喜んでる訳じゃねーぞ」
「じゃ、じゃあ そのまま 食べる? エビフライ」

いやに拘るなぁといぶかしみつつオレはうーんと首を捻った。
タルタルが添えられてたら特に好きじゃなくても無条件でつけて食べてるような気がするけど、
なかったらなかったで、そのまま食べるんだよな。
それを正直に答えると、三橋はほっとした様子で訳を話し始めた。

「出来れば、そ 素材の味、が わかるよーに……」

最初からタレとか調味料かけるのは料理と料理人に失礼だ、って聞いたことがある。
三橋はそのことが言いたいらしかった。
そのまんま食べるよ、と口約束を交わしつつ自分の中で熱が萎んでいくのが分かった。
心はどこまでも食材なんだよな、こいつ……。

「あ、あと さすの も、やめて 欲し……」
「はあぁ!? あんな善がってたじゃねーか!」
「ちっ ちがくてっ! そ、そっち じゃ、なくて、モグモグする方の、オレんことっ!」
「はぁっ?」

ああっ、クソ! やっぱ意味わかんねぇ!!