鬼畜祭りつったら阿部の出番だろ、とか思ったのに書いてるうちに出遅れたw
強制排尿続き。今回は強制自慰のターン。
「は、あっ」
三橋の息が上がる。阿部に見られているせいか、中々達することができないようだった。
「どうした」
阿部の声に、三橋はびくりと顔を上げた。阿部と視線が合うと弾かれたように視線を反らす。
「そんな事も自分でまともにできねーか」
「うぅ…」
今まで泣くまいと堪えていた三橋の表情が歪んだ。
数度まばたきを繰り返したかと思った途端、その目は水の膜が張ったかのようになる。
三橋の目から涙がこぼれそうになった瞬間、また阿部が口を開いた。
「お前の覚悟ってのは、その程度か」
押し殺したような阿部の声に、三橋はぎくりとした。
そうだ、自分は阿部の言うことならなんでも聞くと言ったのだ。だから、抱いてくれと。
三橋は目元を袖でぐいと拭った。
自分の言ったことが嘘ではないと示すには、阿部の言う通りにしなければならない。
試されているのだと、三橋は思った。
「嘘、じゃ、ないっ」
その言葉に、阿部の眉が上がる。まるで、言い返されたのが以外だったとでも言うような表情だった。
だがすぐにそれは、苦い物を噛んだかのようなものへと変わる。
「じゃあ、できるな」
三橋は黙って頷くと、再び自分の性器を弄び始める。
「はぁ…、あ…、く…」
三橋は小さく何かを呟いているようだった。声は明瞭ではない。
だが、阿部は三橋の唇の動きでその意味を察した。三橋は、自分の名を呼んでいる。
「あっ あぁ…、阿部 くんっ 阿部くっ…」
三橋はうわ言のように阿部の名前を何度も繰り返した。
「やめろ…」
そう言ったつもりだったが、声になっていなかった。