http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1191573325/416 のドア前の薄暗い階段のてっぺんで彼女にキスする。
彼女はちょっと驚いたみたいだけど、特に抵抗されなかった。
チラっと、薄目を開けて階段下を見ると、体だけ壁に隠して頭を覗かせた三橋がいた。
食い入るようにして俺たちを見ている。いいぞ、その調子だ。
俺はそのまま、学校で出来るギリギリのところまでした。
三橋を時々見たけど、アイツは相変わらず俺たちを同じ姿勢で見つめたままだった。
よほどショックで動けないのだろう。良かった良かった。作戦は成功のようだ。
その後、彼女と別れて教室に入る前に三橋と会った。
「よう」
と俺は上機嫌で三橋に話しかける。
普段なら俺から話しかけることなんて絶対しないが、三橋の反応が早く知りたくて声をかけてみた。
さっきので、わかっただろ、三橋?俺は女の子にしか興味がないのだよ。
三橋は俺の声を聞くと、顔を下に逸らして手をモジモジさせた。
ふふ〜ん。ダメージはあったようだな。
「さっきの、お前見てただろ?」
早く三橋の諦めの言葉が聞きたくて、俺は自分から話を持ち出す。
「見て、‥まし、た」
ボソボソと小声で、途切れ途切れに三橋は呟いた。
しかも、下を向きながら、息をハアハア切らして肩を震わせてる。
おいおい、まさか泣き出すんじゃないだろうな。
こんな廊下で泣かれたら、さすがに困る。野球部の奴らが嗅ぎ付けて助っ人に来るのも面倒だ。
俺がちょっと困ってると、三橋が再び喋り出した。
「オ、オレも、あっ‥あんなこと、してもらえるのかと、おっ、思う、と‥‥」
上ずった声で変態が何か言ってる。俺の鼓膜は凍りついた。
「そのこと考えると、ドッ、ドキドキしてきちゃって‥‥、はあ…ん」
顔を上げて俺を見る三橋の目はうっとりしてて、淫乱そのものだった。
俺は何か危機を感じて、自分の教室に全速力で逃げた。
後ろから「今日、オレ、試験期間だから、部活なくて‥‥、あの放課後‥‥っ」とか言う声が俺の背中を追ってきたけど、そんなの知らない。俺は何も聞いてないぞ。