阿部「俺はHENTAIをやめるぞ！三橋ーッ！！」

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…本当に、ごめん、阿部君。阿部君はいつもオレのこと、一番に考えてくれてるのに。
自分のケガもやっと治ったばかりなのに、それでもあんなにオレのこと心配してくれている。なのに。
どうしてオレは、あんなことしてしまったんだ。
阿部君の顔、すごく傷ついてた。あんな顔の阿部君、初めて見た。
何も知らない阿部君は、きっとオレが何も言わなかったことに、ひどく傷ついている。
だけど言えない。言えるはずが、ない。オレと慎吾さんの関係なんて、いったいどうやって説明したらいいんだ。
説明したって、わかるわけがない。わかってもらえるはずが、ない。
だってオレ、もう、阿部君が知らないこと、いっぱい知っている。
さっきだって阿部君に腕、つかまれた時、阿部君は普通に触れただけなのに、そこだけすごく熱をもって。
身体の奥が、ひどく疼いた。もう、昔と違う。オレの身体、おかしくなっちゃった。慎吾さんに、変えられてしまった。
オレ、今でも阿部君が好きだ。阿部君がいなかったら今のオレはいないし、阿部君以上に信頼してる人なんて、ほかにはいない。
でも、ダメだ。
それでも言えないことがあるんだ。


オレは何も知らなかったのに。


オレだってこんなこと、知らないままでいたかったよ。でも。




そろそろ寝るぜ。おやすみはしー