阿部「俺はHENTAIをやめるぞ!三橋ーッ!!」

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106ルームシェア:倦怠期
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その後の栄口と水谷の視線は痛かったが、まあ、そんなわけで海へやってきた。
先にまず、ホテルに行ってチェックインして荷物を置きに行く。
海辺沿いのかなり綺麗なホテルだった。
「あ、阿部君!す、すごいね。」
「おう。その代わり帰ったら毎日干物生活だから覚悟しとけよ。」
「うん。お、オレ干物好きだよ!」
大丈夫だろう、と思って結構金使っちまった。
帰ったらマジ節約しねえとガス代がやばそう。
ガス止められて銭湯生活とか勘弁してくれよ。
そんなことを考えているうちに、部屋へ着いた。
「じゃあ、俺達隣の部屋だけど、二人で変なことするのだけはやめろよ。」
「30分後、ロビーで集合なー。」
そう言って、一時的に水谷と栄口と解散になった。
ドアを開けて部屋に入ると、黄色っぽい照明のやたらムーディーな部屋で、軽くびびった。
三橋も、合宿所とか学校で行く汚い旅館に慣れていたから、目をパチパチさせて驚いていた。
適当に窓際の方のベッドの近くに荷物を置くと、
三橋は自然と、もう一つのベッドの側に荷物を下ろした。
「み、水着・・と、タオルと・・・パンツと・・」
三橋がさっそく海に行く準備をしてせっせと袋の中にいる物を詰め込んでいる。
俺もさっさと支度を終えようと、荷物を開いた。
そこである問題に気付いた。
やべえ、水着、忘れた。