※携帯からなので改行変だったらスマン
大学に入ってからもう二年が立つ。
毎日コンビニ弁当とはいえ、一人暮らしにも大分慣れてきた頃だ。
サークルに入ることもなく毎日喫茶店のバイトに明け暮れていた俺は、ほとんどの仕事が一人でこなせるようになった。
なんでも、今日はそのバイト先に新人が入ってくるらしく、店長に色々教えてやるように頼まれた。
俺はあんまり人に教えるのは得意じゃないが、断るわけにもいかず、作り笑顔で了承した。
朝番は7時からだ。そろそろきてもおかしくない。そう思っていると、喫茶店のドアがチリン、と鳴った。
オープンの準備をしながら、俺は目線だけドアに向けた。
茶色い髪の毛がフワッと揺れる。………女?
手を止めてよく見てみると、そいつは普通に男だった。ちょっと残念だ。
キョドキョドと小動物みたいに早い動きで首を動かして店内を見渡している。なんか、変なヤツだな…
「おっ、おはよ、う、ご、ざいま、す…」
俺と目が合うと、そいつは慌てて俺から目を逸らし、オドオドと挨拶した。
うわ、俺、こういうヤツだめだ。
直感でそう思ったが、慌てて考え直す。緊張してるだけだよな、きっと。
俺は愛想笑いを浮かべて「おはよう。よろしく。」と挨拶してやった。