俺の名はオレシチ・ザ・ウィンドミル。人呼んで「風車の俺七」。
風力原動機を作らせたらヤーパン随一の名匠にして、
ヤーパン幕府の重鎮、先代の副将軍ミスタ・コーモンに仕えるニンジャだ。
ミスタ・コーモンは越後の性的玩具問屋のご隠居「奇天裂傷アナル斎」を名乗り、
諸国行脚して世直しを行っているわけだが、そこら辺については読者諸賢、
あっかっるーいナショナルシアターでご存知だろうから詳細は省く。
さて、アナル斎の従者は俺の他にも、
助平の助さんだとか、風格ある逸物の格さんだとか、せんずり八兵衛だとか、
オナニーモンキーのコキ猿だとか色々いるけどそこら辺は置いといて。
俺と同じニンジャで主にお色気担当の、かげろうお廉にスポットを当てて進めたいと思う。
そうでないとこのスレに書く意味がないからな。
「お廉、今日の任務はこの町の権力者アーク・ダイカーンから情報を引き出すことだ」
「わ、わかった! オレ、情報を引き出してくるよ!」
「ダイカーンは好色で知られた男、お前が流し目の一つでも呉れてやれば仕事は容易かろう」
「うん、オレ、流し目とかするよ!」
「眠り薬を渡しておく。ご機嫌とって酒いっぱい飲ませて眠らせてからが諜報の本番だからな」
「オレ、がんばるよ!」
「ほっほっほ、廉やっこ、そちのアヌスは締まりがいいのう」
「あ、あぁん、そんなにずんずんしちゃ、らめぇ……どうして、利いてないのぉ……」
今、俺が見守る下で、お廉はダイカーンにぬこぬこされている。
どうやら眠り薬と精力剤を間違えて渡しちゃったらしい。テヘッ。オレシチ不覚。
とりあえずダイカーンが三発ほど出して気持ちよく寝てる間に俺がお廉を助け出し、
後はてきとーに資料を漁って次の日にはダイカーン失脚に成功させた。そこら辺省略。
「泣くな、お廉。人生、楽ありゃ苦もあるさ」
「う、うん。オレ、次は巧くやるから……」
こうしてコーモン様の世直しは続く。
がんばれ、お廉。ヤーパンの平和はお前のアヌスにかかっているぞ!
(おわり)