阿部「三橋！お前は縛られてるのがお似合いだぜ」

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「ブフッ！」
ジュース噴いた。やっべー、あいらまじでバカ。HENNTAI！　やっべーの、まじで！
ジュースを手の甲で拭いながら俺はあいつらから目が離せない。
「カメラ、壊したら弁償な」
中村が静かに言った。やっべー、高そう！　気をつけなくちゃ。
それでも俺はあいつらから目が離せない。

カメラ越しのHENTAIバッテリーはもう本当にベタであれな非常識なものだった。
全裸のミハシに首輪がついていて、その鎖をアベが握っている。えぇえと散歩中？

ミハシが四つん這いで歩き、そのすぐ後ろをアベが歩いている。ミハシは本当にわんこみたいで赤い舌をペロンと出してる。あいつの舌、結構長い。エロいなぁ。ハァハァ荒い甘い鼻声がいまにも聞こえてきそうだ。時々不安そうな嬉しそうな変な表情でアベを振りかえっている。
アベは一見優しそうな穏やかな笑みを浮かべていてミハシの頭を撫でたり足で金玉蹴ったり可愛がっているのかいじめているのかよくわからない。
でもミハシのちんこはピンピンでアベが何かアクションを起こすたびに甘えてるみたいに尻をもぞもぞさせてるからあれでいいんだろうな。すげー。まじすげー。

アベがふと俺を見た気がした。
やべ、気づかれたか。隠れるとこねえぞ。やっべー。や、でもさんざん見てるし、いいよな。

アベがミハシに何か耳打ちしている。ミハシが驚愕した表情で俺の方を見た。やっぱり気づかれたみたいだ。ミハシは真っ赤になってふるふる首を振りながらへたり込んで手の平で顔を覆った。訳わかんない。見られたいんじゃないのかな。
でもそういうHENTAIのくせに恥ずかしがりなところいいよ。すごくいい。実にいい！
アベがにやにや笑いながら手を振っている。何となく振り返す。
アベがミハシの手を強引につかんで身体を起こしているようだ。ああ、そんな無理矢理しないでもいいのに。ミハシがよろよろ起きあがりまた四つん這いの姿勢になった。アベがその傍らでトップブリーダーのようにしゃがんでいる。
アベがミハシのほっぺがへこむほどぎゅんと掴んで、俺の方へ顔を向けさせた。あいつ超どSな。すげー。
ミハシは涙をぽろぽろいっぱいこぼしていて真っ赤な顔で泣きながら笑っている。
すげー。これ事情知らなかったらものすごいイジメ現場。あぁ、しかし音声聞けないってつまんねえなぁ。