http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1191176303/723 耳がキーンとした。
目を開けたら泉くんが俺の足元にうつ伏せになってた。全然動かない。
横には大きな金ダライが転がってる。
……なんで?
「ったく、お前もう少し抵抗しろよ。」
振り返ったらあべくんが立っていた。その手には天井からぶら下がってる紐を持ってる。
もしかしてコレってあべくんがやったの…?
「油断も隙もねぇな…。」
あべくんが泉くんのお腹を蹴る。
軽くだったんだろうけど泉くんの体が簡単にごろりと転がった。ちょっと酷い。
泉くんは白目をむいていて口がちょっと開いてる。
あそこにオレのが…。
考えるだけで顔が熱くなってきた。何かオレおかしいかも
「三橋、お前それ自分でどうにかしてこい。」
あべくんが俺を指差している。俺の…
「ご ごめん な さいっ。」
俺は急いで布団を頭から被ってトイレに駆け込んだ。
ずるずると引き摺りながらだったからちょっと走りにくかったけどそんな事気にしていられない。
だってあべくんにあんなところ見られるなんて…
トイレの扉を閉めたら何だか安心してまた涙が出てきた。
オレ、どうしてこんなところに来ちゃったんだろう。
泉くんも田島くんもなんであんな話を信じてるんだろう。
あんなありえない話を…
「三橋?平気か?」
あべくんの声。扉のすぐ前にいる。俺は急いでズボンを引き上げた。
でもこんな状態じゃ恥ずかしくて出られない。
「手伝うか?」
「へ 平気、だよっ。」
「そうか、もうすぐ朝食だからな。」
扉の前からあべくんの気配が消えた。もう行ったみたいだ。
ほっと一息。でも手伝うって何の事だったんだろう