601 :
屋根裏:
スレ進みすぎてて探せないので前までの分はwikiで。
wikiのまとめ職人さん、いつもありがとう!
※鬱、鬼畜注意
オレは頭痛の中でなにかを思い出しかけていたが、男が窓を閉めて戻ってきたの
で、つかめなかった記憶のしっぽは逃げていった。
男は床にしがみつこうとする少年を力任せにベッドの上に引き上げると、唾をぺっと
吐いて頬を2、3回平手打ちした。
「うっ、ううっ」
少年は顔を押さえてうずくまる。
「おまえが懐かないのが悪いんだよっ」
男は残った牛肉に手を突っ込んでぐちゃぐちゃにかき回すと、脂でテラテラ光る
指をいきなり少年のお尻に突っ込んだ。
「っ…痛いっ!」
オレは自分のお尻にひどい痛みを感じて思わず叫んだ。
えっ、どうして…!?
ジンジンする痛みはやがて強い圧迫感に変わって、オレを苦しめる。
だって、お尻に指を入れられたのはあの少年で、オレじゃない。
少年も苦しがってもがいている。
オレじゃない…違うはず…だってオレはここにいるんだから!
オレは電話をかけさせられていた。
「知り合いに会ったから少し話していく、と言え」
オレはナイフで脅されてそのとおりに電話の向こうの親に言った。
男が少年のお尻に入れた指を抜き差ししたり、回したりするとオレのお尻もいじ
られているみたいに痛くて苦しい。
「…やだぁっ、やめて、やめて、くださ い…」
オレが言ったのか少年が言ったのかもうわからない。