「手かよー。まあ、いいか。おい、三橋!握れ!」
そういって手に性器を握らされた。
でもおしりからは安藤君の動く指。
口は畠君の性器を舐めなければいけない。しかも万が一性器を噛んだ時は…。
俺の意識は分散してしまっていたから手なんて全く動かせなかった。
「ちっ、こいつ全然動かす気ねーな!しかも手がタコやマメだらけで気持ちわりーし。」
そして右手側から俺の脇腹にけりが入った。
「んうぅっ!!」
うちどころが悪くてゲロか何かを吐き出そうだった。
「こいつのマメやタコが気持ち悪いのは当たり前だろ。だって努力じゃなくてひいきで出来たマメなんだぜ…」
気持ち悪い…。
そうだよ…俺…。
気持ち悪いんだ…。
そう思うと目からつうっと涙が線を引いた。
「お、泣いてるよー。こいつ」
畠君が笑いながらいった
「泣きたいのは試合負け続けてる俺らなのになー?」
「なんでお前が泣くわけ?すげームカつく。」
チームのみんなは口々に言った。