水谷「え?三橋って米じゃないの?」

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762fusianasan
できた。みっはみはにしてやんよ
※暴力注意

>>586


わいてる俺の脳ミソは、そんな響きまでもを興奮材料へとすり替えてしまう。
つなぎ止めておいたはずの理性は、三橋の口端から筋を引いている赤と、
ふつうでない三橋のその表情にいとも簡単に引き千切られて、どこぞへと消え失せ
る。じんじんと、痺れているのは今や足の間ではない。右の拳だ。
わりきれなかった感情はすとん、と、開いていた穴にはまるように、俺の中に落ち
ついて、俺を支配し始める。今、俺の目の前でがくがくと、下手な芝居のように
ふるえている三橋と、そして震えだしそうな拳を握り締めている俺。先程とは異な
る状況。それなのに俺はより、興奮している。もっと別の、もっと深い、憎悪
みたいな情動の波に、俺は突き動かされる。足を進めて、三橋の傍に寄
った。ひっ、と声にならない声を上げて、三橋は後ずさる。すぐ後方に
はロッカー。がしゃん。無情に響く、さびた金属音。俺はもう一歩、三橋に歩
み寄る。三橋はぎゅっと目を瞑って、今度は両腕で頭を覆った。これ
はきっと、条件反射。どこかで聞いた三橋の過去。中学時代
に培ったのだろう、何よりも防御を優先する三橋の反射的行動に、俺は
しぬほど笑いたくなった。バッカじゃねえのお前。ンなことしたってなあ、
てんで逆効果。ナニ学習してきたのお前。そんな反応すっから逆に、もっと
やりたくなっちまうんだろ、無理矢理に。俺は手を伸ばす。「お前、ぜんぜ
んわかってねえな」俺は台本を読み上げるかの如く、無表情に呟きながら、
よけもせずに頭部を庇ったままの、棒切れみたいな三橋の腕を掴んだ。


行数あっても進みが悪いのはデフォのようだ。すみま千円
さあ次は何を付け足そうかね