水谷「え?三橋って米じゃないの?」

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435fusianasan
ようやく追い付いたw お粥食いたくなったから>>262>>277でおっきしながら作ってる。

「あ、あの…あつかったら、言って ね?」
キョロキョロしていた視線がようやく俺を見つめると、俺は三橋を見つめ返して頷いた。
途端にまた俯いてしまうのが三橋らしい。
頬がほんのりと赤くなっているのは、一所懸命にお粥をあっためてくれたからだろうか。
でも俺は、初めてベッドの上で向かい合った恥ずかしさがそうさせたのだと信じたかった。
「やっぱりまだ、あつい かな」
三橋は暫く考え込んだ後、れんげにお粥を掬うとへの字になった口をそっと開いた。
ちらりと赤い舌が覗く、そして息を吸い込む。
ふぅふぅ、と三橋の吐息が吹きつけられると、つやつやのお粥から湯気がふわあっと
立ち上った。柚子と大葉の香りが鼻腔を擽る。
お粥には三橋がさっき苦心してれんげで小さくした梅干しの他におかかが乗せられ、
ちょんと醤油が垂らされているようだった。

ふぅふぅ… 慎重にまた息を吹きかけてから、三橋は顔を上げる。
「どう ぞ」
おずおずと差し出されたれんげにかぶりつくと、冷まされすぎたのかちょっと冷たくなった
お粥が口の中に広がった。だが美味い。文句なしに美味い。
もう少し熱くてもいいよ、三橋の頭をふわふわ撫でながら伝えると、時間を掛けすぎたと
わかったのか、今度は慌てて吹きはじめた。
「ふ ふー、ふーっ!」
べちゃり。勢いの良すぎる吹きつけに堪えきれず、ホームランボールになった米が頬に付いた。
今度は熱い。だが、俺は三国一の幸せ者だと胸を張って言おう。
動転した三橋は今、塞がっている両手の代わりに舌で米粒を取ろうと俺の頬を舐めているのだから。
なまぬるくてざらざらした舌の感触を味わっていたくなり、俺はわざと三橋が
米粒を見付けられないように、くすぐったがる振りをして身を捩る。
「俺さん、うごかない で …、 …!?」
せっかく唇が近くにあるからキスをした。三橋の唇は、お粥より甘くて柔らかかった。

ところで、おかゆの上澄みにあるおもゆの部分は、あのドロッとした食感は
三橋の精液に少し似ている。