http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1190650513/837 「三橋!がんばれよ。しっかりしろ!」
足下で阿部君が応援する声がする。
阿部君、さっきまで堕ろせって言ってたけど、今はもう産んだ方がいいって思っているのかな。
オレはお腹は痛いし、怖いから産みたくなんかない。
でも、そう思っているとまた、お腹の中が大きく脈打った。今度こそ、本当に気を失うかと思った。
「い、いやあああああ!!で、出る・・出てきちゃうよぉおっ」
「ん、そろそろか。予定より早かったな。」
男の人がオレのお尻の穴を懐中電灯で照らした。
お腹の中から大きな卵が出てこようとしているせいで、そこはもう、変な器具を使わなくても少し開いていた。
でも、さらに男の人たちは両手の指を穴に引っかけて強く左右に開いて広げた。
「やだあああっ」
阿部君も懐中電灯で照らされたその中を覗いている。
恥ずかしくて死んでしまいそうだった。
「かすかにだが、奥に白いものが見える。卵はもう大分下まで来ているようだ。」
「ほう。いよいよだな。」
「あ、ぐううう、く、くるしいよおっ」
息も出来ないような激痛と圧迫感に耐えきれず、オレは台の上をガリガリと指でひっかいた。
でも、不意に阿部君の目線を感じて思いとどまる。
そうだ。投手は指を大切にしなきゃいけないんだ。
「くるしかったら早く産むことだ。いきめ。」
「い、やあああ、う、産みたくない、よぉ・・っ」
絶対に産みたくないけど、早く出してしまいたい。もう激痛には耐えられない。
そう思い、オレは覚悟を決めてうんちをする時みたいにううーっとお腹に力を入れた。