>>224 「み、三橋……」
「う……ううっ! ひっ、くふ、ううぅう……!」
三橋の泣きじゃくる声が、オレの頭にぐわんぐわんと響く。
それなのに三橋の姿は見えない。
ふわふわの髪も、いつもぱっちりと大きな目も、おどおどしたその姿がマルッと見つからない。
オレは、ペタリとその場に座り込んだ。
腰が抜けたんだ。
だって、しょうがないだろ。
三橋が、米になっちゃったんだもん。
「オ、オレがRICEしらなかったせい、で……」
「うっ うわぁあああああぁぁあぁぁっ!!」
米になった三橋はもう野球が出来ない。
オレらはもう、三橋のバックを守ることが出来ない。
『 え?三橋って米じゃないの? 』
数時間前のバカな己の発言を呪った。
無知は罪だと、もう取り戻せない現実を叩きつけられる。
飯ごうの中で溢れた涙が、三橋をおかゆへと変えていこうとしていた。
ほらよ
俺もう何かいてるかわかんなくなってきた